啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

サウジ高校生の超優秀さ

教授の大学、KAUST(アブドラ国王科学技術大学)で、1ヶ月サウジの高校生を受け入れるサウジ・イニシアチブ「SRSi」(Saudi Research Science institute)が、実質的に本日始まりました。
サウジアラビア全土から寄りに選りすぐった高校生が40人。先日は、サウジの厚生大臣とたまたま会ったオープニングのディナーが、高校生の両親も付き添ってあったのですが、本日メンターと言われる指導教員と高校生のご対面でした。
実は、オープニングディナーのテーブルで一緒だった2人の高校生とも女子学生だったのですが、教授が世話するように当った高校生も女子学生でした。
また、これらの女子学生の能力と意欲は凄まじいもので、英語はペラペラはもちろんですが、ほとんどが米国での短期の留学経験はあり、考え方は「優等生」のマークを3つは上げたいほどのしっかりしたものでした。
また、「この1ヶ月は絶対無駄にしたくない!」との意欲の高さや情熱の強さは、どこかの大学生に聞かせてやりたいほどの立派なものでした。
まだ、これから1ヶ月のお付き合いで、能力を見極めていきたいと思いますが、見るからに利発な顔立ちも加勢して、科学者として成功する必要条件として「一に情熱、二に情熱、三、四がなくて、五に体力」を日頃モットーとして標榜している教授としては、これらのサウジ高校生の、特に女子学生の超優秀さ、もう太鼓判ものといってもいいものと思います。
国民の平均年齢が27歳という若者の国・サウジアラビヤの未来は実に明るいものと思われます。特に、この国の女子力の強さは、海外からの印象とはまるっきり異なって、結婚しても子供を作っても元気はつらつ平気で大学院生となって頑張る、あるいは頑張れることも考え合わせると、まだ教授の知らない何かがあるように思われます。