デサリネーションという言葉を耳にされた方は、日本ではかなり少ないのではないかと思います。デサリネーショとは、英語で「desalination」と書き、salt(塩)の除くことを意味し、「脱塩・淡水化・海水淡水化」と訳します。
日本の逆浸透膜の開発で一躍実用化がされましたが、その需要の高さとコストの高さから、この中東では激しい開発競争が勃発しています。
このデサリネーション技術は、アフリカ大陸沿海部からの発展の鍵も握っており、重要な開発プロジェクトとなっています。
一方、脱塩した大量の塩は海に現在は戻しているため、その環境への影響も長期的な視点で考慮すべき問題となっています。
