啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

大進化と小進化

大進化という用語は好きですが、小進化という用語はあまり好きではありません。
大進化と小進化という概念には、合目的性が含まれているからかもしれません。
大進化は、種を超えた形質の変化を意味し、小進化は種内変異を意味します。ここで、「進化」を「変化」と読み替えると少しはわかりやすくなりますが、基本的に何が「大」で何が「小」かが不明確なことから概念規定の曖昧さがもたらすものです。
ただ、大進化は、非常に画期的な形質の進化上の変化を示す意味では、語感から来る直感的な理解と合致するものがあり、わかりやすくようには思います。