啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

国際医学部

 2014年3月28日朝刊の読売新聞によりますと、文部科学省は、世界に通じる医療分野の人材を教育するため、「国際医学部」の新設の検討を始めたと報じました。
 中東やアフリカなどでは、この医師養成に大きな需要があり、日本に大きな期待が寄せられています。
 一方、およそすべての教育を英語で行うことが前提であり、米国や欧州でも通じる医師免許の獲得も課題となるでしょう。
(参考引用:http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=95559
文部科学省は、世界の医療分野をリードする人材や新興国で医療にあたる医師らを専門に育てる医学部新設容認の検討を始めた。
 政府は世界トップクラスの国際医療拠点を国家戦略特区の枠組みで創設することを目指しており、その人材育成のため、一般の臨床医を養成する既存の医学部とは異なる「国際医学部」が必要と判断した。
 文科省の想定では、新たな医学部は、〈1〉世界の大学や研究機関で活躍できる医療人を育てる〈2〉卒業生の多数が新興国などで日本の高度医療を提供し、医療の発展に貢献する――ことを目指し、一般の医学部と一線を画す。
 教員の多くを外国人とし、新興国の留学生向け入試を実施することや、高度な教育のため最初から大学院を併設することも検討している。一方、医師全体の「供給過剰」につながらないよう、医学部新設は大学1校だけに認め、卒業生が一般の臨床医ではなく、設立方針に沿った活動をしているか検証も行うという。」