啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「それでも夜は明ける」と「12 Years a Slave (12年の奴隷)」

第86回の米国アカデミー賞の作品賞は、ブラッド・ピットがプロジュースした邦画名「それでも夜は明ける」が受賞しました。
 この邦画名には、原題を知ると少し違和感を感じます。現題は「12 Years a Slave」ですから、勝手に意訳すれば「12年の奴隷」とでもなるのでしょうか。
 自由の身だったミュージシャンが誘拐されて奴隷になった12年間の実話を映画化したものです。この内容からすると、英語の原題のほうが直接的でインパクトがあっていいように思われます。

<参考>
「1841年、ニューヨーク州サラトガにソロモン・ノーサップ (イジョフォー) という妻と子供と過ごす自由な黒人がいた。彼はヴァイオリン奏者として生計を立てていた。ある日、彼は二人組の男たち (スクート・マクネイリーとタラン・キルラム) から金儲けができる周遊公演に参加しないかと誘いを受ける。二人組の男たちとの夜が明けた後、ノーサップは薬漬けにされ意識もうろうとしながら、南部地方にある綿農園へ輸送されていることに気づいた。彼は奴隷として、奴隷オーナーのウィリアム・フォード (ベネディクト・カンバーバッチ) から購入されて、偶然にも奴隷を虐待する農園の支配人のエドウィン・エップス (マイケル・ファスベンダー) のもとへ売られた。ノーサップは解放されるまでの12年間を南部の奴隷として生きる。」
(引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%82%82%E5%A4%9C%E3%81%AF%E6%98%8E%E3%81%91%E3%82%8B#.E5.86.85.E5.AE.B9