以前にも書いたのですが、米国経済の好転にのかかっての円安なら大体「1ドル125円程度」までは、アベノミクスのターゲッテッド・インフレーションもあって想定内。つまり、「いい円安」ということでしょう。
一方、これが「1ドル125円程度を超えてくる」と、日本の財政赤字の顕在化もでてきて、いわゆる「ハイパーインフレ」としての「悪い円安」が始まることが危惧されています。つまり、お札を刷っても刷っても物価高が止まらず、歯止めの効かない円安が始まる危惧です。これが、いわば「悪い円安」ですね。
この微妙なさじ加減が、米国のシェールガスやシェールオイルの革命の恩恵の範囲で収まるようにできるかということのようです。