啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

佐々木卓治教授が国際農業研究グループの理事に選出

 教授の敬愛する東京農大の佐々木卓治教授が、国際農業研究協議グループ独立科学パートナーシップ理事会の理事に選出されました。
 わが国の農業研究における大きなステップになるものと思われます。特に、国際的なvisibilityを高めることは非常に重要なことですが、同時にとても難しいことです。
 佐々木先生、おめでとうございます。さらなるご活躍に期待しています!<引用:「佐々木卓治氏の国際農業研究協議グループ独立科学パートナーシップ理事会理事への就任について」:農林水産省プレスリリース平成25年3月12日>
「世界最大の国際的な農業研究グループである国際農業研究協議グループ(CGIAR)の研究戦略策定に携わる「独立科学パートナーシップ理事会」(ISPC)の理事の一人に、東京農業大学教授の佐々木卓治氏が選任され、3月8日までに公表されました。日本人が本理事会の理事に選任されるのは初めてであり、世界の農業研究分野における我が国のプレゼンス向上につながるものです。」
 「1.国際農業研究協議グループ (Consultative Group on International Agricultural Research : CGIAR)について
CGIARは、農村の貧困削減・食料安全保障等を目的とする農業研究グループで、我が国を含む37の国・団体が資金提供しています。傘下には「緑の革命」に貢献してノーベル平和賞を受賞したボーローグ博士が所属した「国際とうもろこし・小麦改良センター」や我が国と関わりの深い「国際稲研究所」を含む15の研究所が設置されており、8,000人以上の研究者・スタッフを擁しています。」
(CGIARホームページURL(英語):http://www.cgiar.org/)」
「2.佐々木卓治氏の独立科学パートナーシップ理事会(Independent Science and Partnership Council : ISPC)への理事就任について
 ISPCは、CGIARの研究戦略策定に係る助言を行う機関で、世界トップクラスの農業研究者7名から構成されています。
 今回、任期を終える理事1名の後任として、東京農業大学教授の佐々木 卓治(ささき たくじ)氏が、日本人としては初めて選任されました(任期2年)。
 同氏は、国際的コンソーシアムを議長として率いてイネゲノム解読を成功に導くなど、国際研究への多大なる功績を海外から認められており、また、その卓越したリーダーシップで世界的に著名なゲノム農学者です。
 我が国の専門家が理事に就任することは、世界の農業研究分野における我が国のプレゼンス向上につながるものです。」
(ISPCホームページURL(英語):http://www.sciencecouncil.cgiar.org/)(参考)
外務省ホームページ「国際農業研究協議グループ(CGIAR)の概要」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/bunya/agriculture/pdf/CGIAR.pdf