啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

東大・史上初の推薦入試導入か!

 東大の清水孝雄理事・副学長は、確か文科省の科学官を教授とともにご一緒したことがあると思います。特に、当時、ライフサイエンスの科学官は、清水先生と教授の2人だけだったと思います。
 その清水先生を座長として学内検討会議を開催し、後期日程入試の2次試験で筆記試験を廃止して推薦入試を実施することを決定した模様です。5年後の実施予定とのこと。
 これは、教授が大学入試を受けた前年(たしか昭和44年(1969年))に東大入試が中止されて以来の大事になる可能性があります。
<引用:「東大、推薦入試導入へ=創立以来初、筆記なし―後期日程2次、5年後めど試行」時事通信 3月12日(火)22時0分配信 >
 「東京大が後期日程入試の2次試験で筆記テストを廃止し、新たに推薦入試を導入する方針を決めたことが12日、東大関係者の話で分かった。近く正式発表する見通し。1877年の創立以来、推薦入試制度の導入は初めて。周知期間を設け、おおむね5年後から実施する。」
 「複数の東大関係者によると、学力水準を保つためセンター試験は今まで通り受験する必要がある。2次試験は学力テストに代わり、高校の調査書や面接での選考を検討しているが、詳細は未定。事前に公表した上で、高校側の意見も取り入れながら具体的な方法を決める。」
 「指定校ではない一般推薦入試を想定し、当面は後期日程で試験的に実施。一定の評価が得られれば前期日程への拡大も検討するという。」
 「東大は昨年4月、清水孝雄理事・副学長を座長とする学内検討会議を設置。入試改革や秋入学を含む入学時期の在り方などを議論してきた。
 推薦入試は入試改革の一環で、理事会で既に方向性が示され、教授会にも口頭で伝達。現在まで表立った反対意見は出ていないという。」
 「浜田純一学長は昨年1月の記者会見で、「点数至上主義は決して悪いことではないが、大学に入る前にリセットしてほしい。可能であれば、入試の在り方を変えたい」と述べていた。」
 「2013年度の後期日程入試は、理科3類を除く全類で実施。2次試験は総合科目として筆記試験を行い、100人を募集した。」