啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

集団遺伝学・分子進化学の特訓講座

本日は、朝9時半から午後6時ころまで、教授が「集団遺伝学・分子進化学の特訓」を、講義形式でおこないます。これは研究室の恒例で、大学院生やポストドク研究員は在籍中必ず1回は、この「洗礼(」教授からみればボタンティアの大サービスですが)を受けます。
 必要に応じ、もう1日別の日に行うかも知れません。
 すでに一度この「洗礼」を受けている人達は、出席の必要はないのですが、多くのポストドク研究員の人達も出席を用意しているようです。
 現在、ゲノム関連研究の進展により、集団遺伝学や分子進化学が非常に有用になってきています。定番のSNPやGWASなどのコホート研究はもちろんのこと、メタゲノム研究・エピゲノム研究やがん細胞集団の解析にまで、この分野の知識が必須になってきています。さらに、遺伝子発現の大規模研究や動態研究そしてゲノム構造の研究に至るまで、その基礎にはこれらの分野の知見が大いにつかわれるようになってきています。また、感染症研究にも、この分野はきわめて重要です。
 いずれ、全国の興味を持っている若手の方々もこの特訓講座が受講きるように、以前行っていた「寺子屋」シリーズような集中講義を復活させたいなどと思っています。
 大学受験生に負けないように、大学院生やポストドク研究員の諸君、頑張りましょう!