啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

クラウド・コンピューティングの特徴

 クラウド・コンピューティングの特徴として、「従来のコンピュータ利用は、ユーザー(企業、個人など)がコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを、自分自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングではユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う形になる」ものです。
 したがって、「ユーザーが用意すべきものは最低限の接続環境(パーソナルコンピュータや携帯情報端末などのクライアント、その上で動くブラウザ、インターネット接続環境など)のみであり、加えてクラウドサービス利用料金を支払う。実際に処理が実行されるコンピュータおよびコンピュータ間のネットワークは、サービスを提供する企業側に設置されており、それらのコンピュータ本体およびネットワークの購入・管理運営費用や蓄積されるデータの管理の手間は軽減される」ことになります。

まあ、簡単に言えば、「コンピュータの計算能力とデータ部分などは外の雲の中に全部お任せしてしまう」システムだということでしょう。その意味では、「外の総括的な計算能力」をつかえば、何でもかんでも「クラウド」と読んでもいいのかも知れません。現実的には、多くの人達はそういう意味で「クラウド」と用いているように思います。