啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

SCITA 2017

サウジアラビアのジッダという都市にある大きな大学、KAU (King Abdullah-Aziz University: アブドラアジズ国王大学)で、大きな国際シンポジウム SCITA 2017が始まりました。
SCITAとは、Smart Society Infrastructure for Science and Technologyということで、「スマート社会を構築するための科学技術のインフラ整備」に関する国際シンポジウムとでも訳せるでしょうか。
事前登録者だけで1400名を超えたという人気の国際シンポジウムで、ビッグデータやAIがテーマとなっています。本日から3日間の予定で開催されました。
教授は、初日の基調講演に招待され講演を行いました。
教授サウジアラビアの大学はKAUST (King Abdullah University of Science and Technology)アブドラ国王科学技術大学といいます。実際は、修士課程と博士課程しかない大学院大学です。ジッダという大きな都市から北に約100Kmほどのところに位置しています。
したがって、早朝の午前6時半に大学キャンパス内の自宅を出発して、ジッダの有名な朝の超渋滞の洗礼を受けながら、約2時間弱もかかって、KAUに行きました。
ちなみに、前夜は学生の学位論文の改訂などで一睡もしない完全徹夜状態でした。我ながら、この歳でよく持つものだと感心しての講演でした。題目は、「ゲノム情報社会の創生に向けて」でした。
ただ、コンピュータサイエンス中心の国際シンポジウムということあって、「受け」はイマイチという感じでした。ただ、質問は多々出て、関心のある人達は熱心に聞いていただいたということが分かりました。
また、午後の後半のセッションの座長も行なって、完全徹夜の割には元気に座長もこなせたようです。
また、この国際会議の開始時のセレモニーには、KAUの学長他多くの要人が参加し、テレビカメラなどのマスコミも入って社会的な大きな関心を呼んでいるようでした。
KAU学長さんから一人では運べないような大きなトロフィーに、基調講演者の名前が明記されているような記念品の贈呈式まであって、大きな記念品には持ち運びに困った感じもありましたが、歓待をいただいて、嬉しい次第でした。

http://scita.org/2017/