啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

団体旅行の復活

 最近、新幹線や主要なJR駅で、熟年の方々の団体旅行を頻繁に見かけます。海外でも、そうです。修学旅行はもちろん時々見かけたり、若い人達のいわゆる「卒業旅行」もたしかに見かけるのですが、熟年の方々の団体旅行は少し雰囲気が異なります。
 どこか過去に見たようなデ・ジャブー的な雰囲気があるのです。おそらく、熟年の方々の若かった時代、団体旅行が「日本人のおはこ」であった時代の回顧を求めているような感じを持ちます。
 国内旅行など一人や夫婦でも出来るのに、それ以上の何かを求めているのでしょう。他の人達とのコミュニケーションでしょうか?この国が、地域社会のなかで失ってきたものへの郷愁がそうさせるのかもしれません。