啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「氷点」と「続・氷点」

今日の放送の導入が、湖子さんが最近読んだという三浦綾子さんの小説「氷点」と続編「続・氷点」。「氷点」は、約45年前にテレビドラマにもなって大ヒットしたもので、教授もしっかりと覚えています。

 三浦(曽野)綾子さんのテーマは、夫の朱門さんとともに、キリスト教で言う「原罪」と言われています。持って生まれた「罪」。仏教で言えば「業」に似ているのでしょうか。

 ふと、教授は、遠藤周作さんを思い出してしまいました。さらにテーマが重くなるので放送では触れなかったのですが、1958年発表の「海と毒薬」という作品は、「氷点」とは全く別の角度ながら、まさに身につまされる「原罪」がテーマでした。

 教授は読んでいない「続・氷点」は、湖子さんによると「許し」がテーマということです。少し宗教色の強い重いテーマながら、本日の放送は、湖子さんのお陰で、我ながら面白く聞きました。