啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

スタンホォード大学の思い出とSamuel (Sam) Karlin

 そういえば、教授も若いとき、有名なProf. Samuel (Sam) Karlinに招待されてスタンホォード大学の数学科に約4ヶ月ほど滞在したことがありました。
 最近Samは亡くなりましたが、元のお弟子さんのProf. Mark Feldmanとともに、よく教授を可愛がってくれました。
 Samが私をパルアルトのいいレストランに招待してくれて、Markも同席してくれることになっていたときのことを思い出しました。
 指定されたレストランに時間どおり、私とMarkがついたのに、待っても待ってもSamは現れません。結局、最後まで現れず、Markがおごってくれて、二人だけで食事をしました。
 翌日研究室で、Samは私にしきりに謝りながら、どのレストランか忘れてしまい、何時間もパルアルト市内をさまよった挙げ句、結局最後までわからなかったと苦笑いしながら申し訳なさそうにしていました。
 今では、とてもいい思い出です。