啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

緋牡丹博徒(ひぼたんばくと)

 この2016年5月に、歌舞伎俳優の尾上菊之助氏のご長男が2歳で、東京・歌舞伎座の「団菊祭五月大歌舞伎」夜の部で初お目見えしたというニュースがありました。
 このご長男は、尾上菊五郎氏と藤純子さんのお孫さん。そして、この藤純子(冨司)さんこそ、1960年代の終わりから1970年の初頭に、東映映画「『緋牡丹博徒』シリーズ」で活躍した銀幕のスター「お竜」でありました。
 主題歌は上手とはいえないものの、その美貌と立ち回りは、高倉健さんや鶴田浩二さん、そして菅原文太さんという二枚スターとの共演は、多くの若者を魅了させました。
 特に、お竜の九州弁の喧嘩口上(「死んでもらいますばい!」)は、印象的でした。
 四十六、七年前の、遠い昔の映画の作品となってしまいました。

https://youtu.be/Ajsze_o6x8Y
  
「『緋牡丹博徒』シリーズ(ひぼたんばくとシリーズ)は、藤純子富司純子)主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全8作。東映京都撮影所製作。
 藤純子の代表的シリーズとして知られる。シリーズはつながっており、"緋牡丹のお竜"こと女侠客・矢野竜子が闇討ちで殺された父の仇を求めて賭場を流れ歩き第一作で仇を討ち、二作目以降は、渡世修行するために、諸国まわって義理と人情を踏みにじる不正な悪党と戦っていくという内容。」
鶴田浩二高倉健と並ぶ女任侠スターである藤純子富司純子、以下、藤)の人気を不動のものにした任侠シリーズで、全国の仁侠映画ファンから喝采で迎えられて大ヒットした。1968年の第一作『緋牡丹博徒』から藤の結婚引退直前の1972年『緋牡丹博徒 仁義通します』まで全八作が製作された。緋牡丹の刺青を背負った女ヤクザ"緋牡丹のお竜"が、女ながら義理と人情のしがらみの中に生き、不正には身を持って立ち向かっていくというのがパターン。毎回手を変え品を変えて、或いは仁侠映画づくりの秘術を尽くして、お竜・藤純子の魅力を咲き乱させる。第一作製作時22歳だった藤のきりっとした中にも女らしさを秘めた物腰が魅力。義兄弟の絆で結ばれた若山富三郎扮する熊虎親分が毎回コメディ・リリーフとして登場し、鶴田浩二高倉健菅原文太らのスターが交互に出演して主人公を盛り立てる。シリーズ全八作はいずれも高い水準を保っているが、加藤泰監督による第三作『緋牡丹博徒 花札勝負』、第六作『緋牡丹博徒 お竜参上』、第七作『緋牡丹博徒 お命戴きます』が特に評価が高い。第六作『緋牡丹博徒 お竜参上』での、故郷に帰る流れ者・菅原文太にお竜がミカンを渡す雪の今戸橋のシーンは屈指の名場面とされる[4][5][7]。本シリーズが大ヒットした1968年から1969年にかけて"東映任侠映画"は頂点に達した。」

<引用: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8B%E7%89%A1%E4%B8%B9%E5%8D%9A%E5%BE%92%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA#.E6.A6.82.E8.A6.81

https://www.youtube.com/watch?v=Ajsze_o6x8Y