啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(土) “inform of” と”inform on”の違い

 たまたま、YouTubeでわずか5分ほどで昔の映画のワンシーンがクリップされていました。それは、その映画を見てからずっと今も印象に残っているものでした。

 原題は「Scent of a Woman」で、邦題は「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でした。制作が1992年なので、もう約30年前の英語となります。

 主役は、アル・パッチーノでした。その映画の最後に近い場面で、有名高校を放校になるかも知れない高校生をその審査会で弁護するときのアル・パッチーノの演説が秀逸で、汚い俗語を格調高い言い回しで威厳に満ちた口調でいう演技は、さすが名優と言われる所以だと納得するものでした。

 そのときの彼の演説の英語は、今も勉強になるアメリカ英語の俗語の連続ですが、役に立つ普通の英語も多々ありました。

 「inform of」は「〜を知らせる」と言う意味ですが「inform on」となると「(警察などに)密告する、通告する」になります。

 なお、「snitch」とは「密告者」とか「ツゲグチする人」のことで、

 What a crock of shit !」は「嘘つき!、大洞吹き!」のことになります。

 「save one’s hide」は「他人をほっておいて自分の身を守る」ような意味になります。

 また、「at the stake」で「危機に瀕している」ことで、「burning at the stake」で「火炙りの刑」となります。


Scent of a Woman | "I'll Show You Out of Order!"

https://youtu.be/Jd10x8LiuBc