ニューイングランドジャーナル医学誌(New England Journal of Medicine" (NEJM)という超一流学術医学誌が、2020年10月8日付の論説で、「米国の政治指導の空白が多くの死者出している」という題目の下、コロナ禍(COVID-19)で死者が急増する米国の政治的問題点を鋭く指摘しました。
まずは高齢化の進む日本におけるコロナ禍による死者数と比較して米国の突出した死者数の多さなどを例示して、具体的に数々のコロナ禍対策の失敗を列挙しています。特に、NIH (National Institutes of Helsth), CDC (Center for Disease Control), FDA (Federal Drug Administration)などの健康医学研究機関を現政権が政治的に弱体化させて、科学的に適切な措置を取れなくしたと言及しています。そして、最後に「現政権の継続が起こるような投票行動はしないように」と呼びかけている極めて異例の論説となっています。
おそらく、科学者や医学者としての現場に対する正義感から、これ以上の死者の増加は耐えられないという切羽詰まった状況の現れだと思われます。
"Dying in a Leadership Vacuum | NEJM"
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMe2029812
朝日新聞デジタル版の2020 年10月8日14時24分発信(日本時間)の記事においては、「
「トランプ氏に投票しないで」米医学誌が異例の社説」だという見出しとともに、以下のような記事を載せました。
「トランプ政権をこれ以上存続させ、さらに数千人の米国人を死なせるべきではない――。医学界で最も権威のある米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが、11月の米大統領選でトランプ氏に投票しないよう社説で呼びかけた。こうした呼びかけを出すのは同誌の208年の歴史の中でも初めてだと、ニューヨーク・タイムズなどは報じている。」