啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

クライオ電顕から再びX線解析へ

今日は、早稲田大学西早稲田キャンパスの研究室に行く日。
交流のある構造生物学のお茶大教授の人と、久しぶりに話ができる機会がありました。普通は、二人の時間が合う時が少なく、テレビ会談になることが多いのですが、やはりface-to-faceでの会談の方が雰囲気が直接に伝わる分、話が弾みます。
その中で、タンパク質の構造解析は、クライオ電顕の時代から超強力なX線による解析の時代に移ろうとしていて、非常に小さな結晶でもX線解析で高次構造の解明が可能という時代になってきていることを知りました。例えば、大きな結晶ができても、むしろそれを小さな結晶にして、X線解析を行うようになると聞いて、この分野の進歩にも驚嘆した次第でした。