啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

日本の対サウジ貢献へのシナリオと、サウジにおける就職口の創成の緊急性 

  こういう中で、日本のプレゼンスを高めていくシナリオの策定が、政治経済の分野だけでなく、学術文化交流の分野でも必要に思います。特に、サウジ政府が一番欲しがっているのは、サウジ人が働けるジョブポスト、つまり就職口です。何人のサウジ人の雇用を増やしたかという指標が一番大事なようです。サウジアラビアにおける若い層の失業率の高さには驚くべきものがあり、この解消はサウジの国家的な最優先課題となっています。
したがって、原油の確保との取り引きで、どの国の協力で「サウジアラビアに何人の就職口ができたか」競争が起こってくるものと予想されます。