啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

SaudiVaxプロジェクト

 KAUSTの公式アナウンスメントによりますと、2018年3月24日に、サウジアラビアと中東で初めてのワクチンとバイオ医薬製品の研究開発センター(The SaudiVax R&D Center)をKAUST内に設置することに、KAUSTのテナントとして存在する「研究製品開発センター」( the Research Products Development Company (RPDC))と調印したと発表しました。
 このThe SaudiVax R&D Centerは、King Abdulaziz City of Science and Technology (KACST)によって支援されているもので、KAUSTがお世話をしてKAUSTキャンパス内のリサーチパーク(the KAUST Research and Technology Park)に設置されることが決まりました。
 また、そのThe SaudiVax R&D Centerの整備にはGEが、Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV)への対応は富士フィルム(Fujifilm Dayosent Biotechnology)が、それぞれ企業として参加することも合意調印されました。
  なお、サウジアラビアにおけるワクチン市場は年間約400億米ドル、バイオ医薬の市場としては1000億米ドルで毎年15%という脅威的な伸び率を示しています。ワクチンの世界市場は約3兆米ドルで、バイオ医薬の世界市場は約30兆米ドルと言われています。

翻訳引用:https://www.kaust.edu.sa/en/news/agreement-signed-for-building-of-vaccine-development-center