啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

夜も涼しいサウジアラビアのジッダ

 教授が主務とするサウジアラビアのジッダ近郊にあるアブドラ国王科学技術大学(KAUST)のキャンパスにいますと、今年の涼しさが異常なようにも思われます。
 例年6月になりますと、紅海に面して湿気の多いジッダ地域は、その気温の高さから屋外に出た瞬間に眼鏡が曇るという現象が一般的にみられます。これは、日本では、よほど冷えた室内から急に真夏の屋外に出ない限り、ほとんど経験したことのない状況だと思います。
 しかし、今年は6月に入っても、その眼鏡曇りの現象がありません。今夜も、紅海に面した素敵な屋外のレストラン「Pure Restaurant」でステーキなどの料理を食べましたが、とても快適な状況でした。ラマダンということで、レストランは午後5時から午後11時までに限られていますが、お客さんも非常に少なく、リラックスした雰囲気が楽しめる夕食でした。(イフタールというラマダン特有の夕食を出したりするレストランは、日暮れから深夜遅くまで営業しています。)
日本の関東地方の外気温が、ここジッダとほぼ同じ程度ある日も最近は多いようで、サウジアラビアの涼しさが異常に感じられます。