啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

堕天使債

信用問題に敏感すぎるほど過敏になっている市場は、特に社債などの信用の低下に反応していると言われています。ヨーロッパで信用問題が特に関心を集めていたのが、先に述べた「ココ債」でした。
 そして、次に大きな信用問題として関心を集めているのが、アメリカの「堕天使債」言われるものです。日本経済新聞によると、「堕天使債とは、格付けが投資適格から投機的水準に引き下げられ、ハイイールド債に分類された社債を指す。」と説明されています。「堕天使候補の米社債は現在、約1000億ドル(約11兆円)に上る」とのことで、「ハイイールド債の市場規模はおよそ1兆2000億ドル」。「1割近い供給増は無視でき」ず、「同市場は流動性も低下しており社債価格を下押しする可能性が高い」と指摘されています。