啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

鳥の落し物(bird's dropping)

英語の表現は、一般に直接的です。例えば、郵便配達の人は「post man」、銀行員は「bank clerk」、ちょっと気の利いたところで消防士は「fire fighter」ですね。
一方、「bird's dropping」は、直訳すれば「鳥の落し物」となります。「ふん、それは一体何?」。いやいや、言葉のダジャレを言っているつもりはないのですが、そう「ふん」、「鳥の糞(フン)」のことなのです。「ふ〜ん!」といいながら「ちょっと洒落た言い方じゃん」といった返事が聴こえてきそうな感じもしますが・・。
実は、サウジでの家の掃除を久しぶりに業者にお願いしました。大体、あまり汚さないので掃除もたまにしか必要ないのですが、家が大き過ぎるというか広過ぎるというか、とても一人では無理です。
そこで、掃除サービス業者に家の掃除を頼むのですが、これが1階・2階の全ての部屋はもちろん、台所やトイレから玄関やバルコニーまで、専門の大型掃除機まで持ち込んでくれて、男性職員2人がかりでみっちり2時間から2.5時間掃除してくれます。ダスキン顔負けのサービスです。
ただ、ここで違うのが料金。なんと全部で日本円にして、わずか約2300円ほど。大学キャンパス内は、何でも品物やレストランでも割高なのですが、この掃除やタクシーなどは比較的というか非常に割安です。このため、この掃除サービスも早目に予約しないと、いつもフル回転で他の予約で一杯です。
鳥のフンとの関係なのですが、この我が家のバルコニーには、庭が広いせいか、あるいは大学キャンパスの外は荒涼とした砂漠ですが、キャンパス内は広い芝生や緑があるせいか、野生の鳥のサンクチュアリィ(聖地)のようになっていて、鳥が飛来してはフンを落として行くのです。このため、バルコニーや時々玄関は、鳥のフンで汚されます。
そこで、掃除サービス業者に「鳥のフンもきれいに取ってね!」と言おうとしたとき、「鳥のフンって、英語でなんだっけ?」となって、「bird's dropping」に感心したという訳でした。