啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

サウジアラビアの先進性

KAUST(アブドラ国王科学技術)のキャンパスには、約6000人の人達が住んでいると言われています。なんと、出身国は、100カ国を超えます。
ごく最近、KAUSTキャンパス内の人口比においては、一番人口の多かったアメリカ人を中国人が抜いたと言われ、このKAUSTのキャンパスの中でも、貿易高でアメリカを中国が抜いて世界一になったような世相を反映しているのかもしれません。
いずれにしても、女性の問題だったり、むち打ち刑などでサウジアラビアの後進性を声高に叫んだりする人もいますが、アブドラ国王のKAUSTにおける先進性や進取の気概を知らない人達が多いことは残念なことです。
たとえ、小さな限られた空間ではあるものの、このような多様性の構図にみる我々の将来の生き方の黙示が、ここにあるように感じてなりません。なにせ、戦争の基盤が消失してしまっているのですから。