啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「Unbroken」(アンブロークン)と「Miyavi」(ミヤビ)

2014年12月25日に公開(日本公開予定不明)された米国映画で、アンジェリーナ・ジョリーが監督した『Unbroken(英語版)』という映画は、日本の太平洋戦争中に捕虜になった元オリンピック選手の米兵が、日本の捕虜収容所で徹底して虐待を受けるという、日本人としては実に遣る瀬無い映画です。「Unbroken」とは、日本語で言えば「くじけない」といった意味でしょうか。
最後には、モデルとなった元米兵の御本人が念願のオリンピックでの聖火ランナーとして走る実写版が挿入されていて、それも東京オリンピックで沿道を埋め尽くした日本人から万雷の拍手を受けながら走るというものです。わざと、日本人の気持ちを救うように演出されているのでしょう。
でも、最も印象的なのは、捕虜を虐め抜く日本人将校役の俳優、Miyaviという名前の日本人の好演です。彼は、サムライ・ロックとしてピックを使わず手でギターを演奏する大阪出身のロック歌手として有名です。どうも、この映画でハリウッドデビューしたとのことです。
戦場のメリークリスマス」という映画で好演した坂本龍一さんを彷彿させるところがあります。
また、遠くは、「戦場に架ける橋」で好演しアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた故早川雪洲氏にも、キャラクターは全く異なりますが、通じるところがあります。<参考>
「MIYAVI(みやび、本名:石原貴雅(いしはら たかまさ)1981年9月14日 - )は、日本のミュージシャン。 エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”で世界から注目を集め、これまでに北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど約30カ国250公演以上のライブを行い、4度のワールドツアーを成功させている。」
(引用: http://ja.m.wikipedia.org/wiki/MIYAVI)