啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「水樹奈々・考」ー日本の世界的な存在感の凋落と希望

d) 日本人からすると、「中国がGDPで日本を抜いた」という感覚を持っている人が多いと思いますが、世界の認識は少し異なります。「中国は世界第2位の経済大国で、日本はその他の国の筆頭としての世界第三位である」という認識です。
日本の外交官がほとんど読んでいる言われる「International New York Times」と「Financial Times」(「Wall Street Journal」もよく読まれているようですが)における記事の紙面を占める割合からすると、中国対日本は、およそ10対1の割合です。もう戻りのきかないところまで、世界における中国の存在感は日本を凌駕しているのです。
そういう状況の中では、このアジアで絶大な人気を有する水樹奈々さんや他の芸能人の人達には、そのvisibilityやマーケットという意味でも、海外で頑張る日本企業のように、その健闘を大いに讃えるべきと思われます。実は、日本の科学技術の海外での信頼性や評価は非常に高く、これは今後とも大事にしていく必要があると思われます。