啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

春隣(はるとなり)

「春隣(はるとなり)」とは、「春がそこまで来ていること」。「冬」の季語。

「雲ぽかり モスクの空にも 春隣」

そういえば、ちあきなおみさんという歌手の唄に、「冬隣(ふゆとなり)」という名曲がありました。「冬隣」とは、もうそこまで冬が来ている晩秋のこと。「秋」の季語。名曲は、「・・地球の夜更けは切ないよ〜。そこから私が見えますか〜。」と唄い上げておりました。
なお、「夏隣(なつとなり)」は、もちろん、夏がそこまで来ている晩春のことで、「春」の季語となります。ただし、「秋隣」という言葉はないようですので、要注意です。
蛇足ながら、俳句には季語がありますが、短歌には季語がありません。