啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「ゲスの極み乙女」の音楽性

時間があるときに、最近聞き出した音楽のバンドに、「ゲスの極み乙女」というのがあります。
東京農工大出身のリーダーを含む男性2人と女性2人のグループからなるバンドです。「キラーボール」という楽曲は、ラップを含む独特の楽曲ですが、その良さが今ひとつ伝わりません。
しかし、「デジタルモグラ」や「パラレルスペック」(「ノーマルアタマ」や「餅ガール」などと言った少し下らない内容の歌詞を持つ楽曲も含めて)の楽曲には、底知れないメッセージ性と音楽性を感じてしまいます。
どこか「猟奇的なもの」に憧れる「普通の人」の葛藤が、その音楽性の原点なのかも知れません。
人と異なる「異端性」が「独創性」の前提ですが、その異端性に憧れる「普通の人」の葛藤は、科学者としての常態ですが、そこに通じるところがあるようにも思います。