啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

米国研究者の厚みと力強さ

 米国では、NIHやNSFだけが唯一のグラントではないところが、米国の懐の深いところです。実際、いろいろな外部資金が存在し、出来る研究者の多くはその外部資金で「したたかに」生き残っています。
 そして、世代にわたって優秀な人材が出てきており、教授の研究分野でも、万遍なくというか、バランス良く学問領域の伝統が継承されて発展していっております。
 このような米国研究者の厚みと力強さというのは、少子化と老齢化で悩む我が国とは抜本的に異なる点です。