啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

再生医療に法整備(厚労省)

 iPS細胞などを用いた再生医療の実施に関して、そのリスクに応じた規制を法整備を通して行う見込みであることが分かりました。厚労省が法案の提出を行う模様です。
 時に、医療リスクを「高(iPS細胞などを使う臨床研究)」・「中(骨髄などの幹細胞を使う治療)」・「低(がんの免疫細胞療法)」の3段階に分けて、それぞれに「第三者を交え審議し、厚労相の承認が必要」・「第三者を交え審議し、国に届け出」・「医療機関内で審議し、国に届け出」という規制をしくという内容です。
<引用:「iPSなど再生医療 推進へ法整備 リスクに応じ規制 厚労省、今国会に法案提出へ」日経電子版 2013/2/19 23:30 配信>
厚生労働省はiPS細胞など人の細胞を使う再生医療の新法を今国会に提出する方針を決めた。治療時のリスクの高さに応じて3段階で規制、違反した場合は罰則を科す方針で、19日に開いた専門委員会で大筋で了承された。厚労省はiPS細胞を使った目の難病の臨床研究に向けて倫理審査を近く始める。一部の医療機関でトラブルも報告されるなか、安全性の高い再生医療を推進するための法整備を急ぐ。」
「法案のたたき台となる報告書づくりを手がける「再生医療の安全性確保と推進に関する専門委員会」(委員長=永井良三自治医科大学長)が19日あり、厚労省が原案を提示。医師や法律家、患者団体の代表らが議論した。患者への適切な説明方法など一部のテーマは持ち越しとなり、3月19日の次回会合で報告書案をとりまとめる見通し。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1904Q_Z10C13A2CR8000/