啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

何とか最後に海ブドウ




 今回の沖縄行きは、強行軍でしたが、非常に意義深いものでした。
 ただ、シンポジウムと会議の連続で、お昼も普通のお弁当でしたし、昨夜の意見交換会も普通のお寿司とアラカルト。
 細かなアレンジには深く感謝するも、どこにも沖縄料理さえ食べれる時間もなく、意気消沈していましたところ、帰りの那覇空港で奇跡の待ち時間。
 何とか一矢を報うと、空港レストランの沖縄郷土料理店へ。早速に、「沖縄」らしいお皿を注文しました。
 注文したお皿を食べ始めたところで、お隣のテーブルにたまたま居合わせていた同じプロジェクトの別のチームの人達から、先ほど空港全体に「先生の名前でアナウンスがあってましたよ!」との優しいお言葉。
 一瞬何のことやらと思いながら、食事を一時中断し、1階下の出発ロビーのチェックイン・カウンターに駆け足で舞い戻りました。そこで、なんと意外な事実が発覚!
 「パソコンをお忘れのようで・・」と担当の空港地上係員の方が、やさしく差し出してくれたバッグは、紛れもない教授のパソコン!自分でも意識のないほどのまさかの失態で、「ありがとうございます」という感謝の言葉の前に、「どうもすみません!」とお詫びの言葉になっていました。
 沖縄料理の味も忘れて、沖縄郷土料理店に戻って、空港アナウンスを教えてくれた人たちに、限りない感謝の意を示しながら、そそくさと料理店を出て搭乗ゲートへ向かった次第です。
 そして、満席の日航機は、漆黒の海上を何の感動もなく羽田空港へと飛び立ちました。

 写真は、「海ブドウ」(左)、「ゴーヤチャンプル」(中央)、「ソーキそば」(左)です。
 気づいたら、三島帰着が既に午後11時近くになっていました。