啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

避難場所としての東大・山上会館


 その後、岸本さんが東大の山上会館に直接行き、直談判をしてくれて、4人を会議室ながら受け入れてくれるとのことでありました。
 丁寧に喫茶店の奥様とオーナーにお礼を言い、気持ちの分だけ余計にお支払いして、山上会館へ向かうことにしました。
 途中、東大の正門前のコンビニに、飲み物とちょっとした食べ物を買おうと寄ったところ、食料品の棚は全くの空っぽであり、レジには長蛇の列になっていました。
 ここで、喫茶店で食べたカレーがいかに貴重であったかを、身をもって知った次第です。
そこで、山上会館に急いで向かうことにしました。

 東大の山上会館で、避難場所として開放していただいた会議室で1泊しました。
 飲料水やクラッカー、そして毛布などの配給を受けました。
  ちょうど、午後11時半頃政府からの依頼があって、正式な非常体制になったという連絡の下、帰宅困難者全員の氏名と所属を書くように頼まれました。
テレビをつけていてくれていたので、またパソコンで夜中づっとパソコンで情報収集を行いました。
 また、早速に世界中から安否を心配するメールが数十も到着し、とても感謝しながらも、その対応に追われました。
(写真は、東大・山上会館の内部で、椅子や床で仮眠をとる人達で、机の上に脚の一部が見える光景。)