啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(木) 恒久的に変貌する国際会議のあり方: Zoom会議の一般化

 コロナ禍(COVID-19)の状況の下、予定されていた国際会議や国際シンポジウムが、次々とキャンセルされ、zoomを多用してテレ会議(ビデオ会議:Video Conference)に代わって行っています。

 教授が招待されたり出席予定だった国際会議や国際シンポジウムだけで、この夏までの予定も含めると、もう10を軽く超えてしまいます。さらに、サウジアラビアや日本での国内会議も含めると、すぐには数えられないくらいの数の会議などのがzoom会議に代わってしまいました。

 ここで、まだ多くの人達がこのZoomを多用した国際会議や国際シンポジウムが、実際に会って行うそれらの代用様式というように思っています。

しかしながら、もうこのZoom会議の便利さを一旦知った以上、特に国際線などにかかる飛行機代や宿泊費用がほとんど不要になるとともに、それらにかかる時間や手間が大幅に削減されることを知った以上、パラダイム変換が生じて、基本はZoom会議で行って儀式的なものや交流を深めるものが特別に実際にあって行われるというようになるものと思われます。

 また、どこかに会場は設定するものの、海外からの招待者や大物講演者はほとんどZoomによって行われれい、オンラインでの質疑応答に切り替わっていくものと思われます。

 

 これは、学術の世界だけでなくビジネスの世界でも浸透していくはずで(というか、ビジネスの世界の方が先行しているようですが)、航空業界とくに国際線や大型の国際会議場型の施設に大きな影響を与えるものと考えられます。

 この「Zoom(国際)会議」への転換の恒常化(恒久化)は、おそらく凄い勢いで起こってくるはずなので、我々の意識もそれに合わせてついていく必要があるものと思われます。