啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(火) 感染予防に社会距離(Social distance)概念をしっかり持とう!

 新型コロナウイルス(COVID-19)の原因ウイルス(正確には「SARS-CoV-2」というコロナウイルスです)の感染予防には、「社会距離」(Social Distsnce)という概念をしっかり持つことだと思います。

 学校休校であるとか、20人以上の集会はキャンセルとか、ライブハウスのようなところ行かないようにしようとか、混んだ電車には乗らないようにしようとか、いろいろと感染予防策は言われておりますが、これらはクラスターと言われる集団感染を避けるためのものという理解はあるようです。それは間違っていないのですが、その基礎となっているのが、Social distanceとかSocial distancingとか英語で言われる「社会距離」という概念です。WHOの記者会見でも、この言葉がキーワードのように何度も使われます。

 これも簡単な概念ですが、この「社会距離」で感染予防の行動規範が示されているのです。その元にあるのが「距離による隔離」(Isolation by distance)です。距離を取ることによって隔離するという考え方です。言われてみれば簡単なことですが、したがって「社会距離」とは、いわばマスクをするより、防護服を着るより、手洗い消毒するより、他の人と距離を取ることによって自身を隔絶(隔離)ことが一番の感染予防になりという考え方です。したがって、距離の取り方として、感染の起こっていない遥か彼方に行くというのが社会距離としては一番いいのでしょうが、諸般の事情からそれはなかなか実現できません。そこで、家に閉じこもって一人となって誰とも会わないというのも「社会距離」の典型です。

 つまり、「社会的に他の人と距離取る!」。これが感染予防の根幹となる考え方だということを、肝に銘じておきましょう!