新型コロナ(COVID-19)の症状の記載は、かなり綿密にできるようになってきました。これだけ世界中で感染者が出てしまえば、その症状の統計学的な特徴もかなり信頼のあるものとなります。
特に、感染した日から何日で発症するかについてもかなり分かってきて、最近では平均からずれている場合の状況の記載の方が多くて仔細に記載されるようになってきています。
そこで、感染して発症する日の平均、つまりこのウイルスの潜伏期間の平均は5日で、これは2020年3月の中旬にはすでに明らかになってきています。大体10日過ぎるともう顕在化する症状はないのではないかと言われていますので、また例外的なものの発症頻度も加味して、現在「14日間」が隔離期間(quarantine)に指定されている日数になっているのです。