啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(金)映画「パラサイト 半地下の家族」をみました。

 約1週間前の去る2020年2月14日に、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビからサウジアラビアのジッダに戻る飛行機の中で、今年2020年のアカデミー賞の主要賞を総なめにした韓国映画「パラサイト 半地下の家族」を見ました。

 コメディー映画のようで、終わりはスリラー映画のようで、確かに良くできた映画ですが、とても怖い映画だと思いました。

 現代社会の富裕層と貧困層のギャップと、何が起こるか分からない予測不可能な社会で生き抜くための「プランを立てないプラン」を持つべきという人生観への疑問などを上手に提起した傑作ではあります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=isOGD_7hNIY

 

 Yahooニュースの産経新聞(2020年2月21日(金) 14:42配信)によりますと、米国のトランプ大統領が、2020年2月20日の西部コロラド州の支持者集会で、この映画のアカデミー賞受賞にイチャモンをつけたという記事が目に入りました。

 

 「トランプ氏は「韓国とは貿易分野でさまざまな問題を抱えている。その上、今年最高の映画(である作品賞)の称号を与えるのか。そんなに良かったか?」と語り、選考に疑問を呈した。「外国作品賞を取ったのかと思ったよ。前代未聞じゃないか」とも付け加えた。」
 「その上でアカデミー作品賞を受賞した1939年の米映画「風と共に去りぬ」や脚本賞などを受賞した50年の「サンセット大通り」を持ち出し、こういった作品が受賞すべきだと主張。「頼むから『風と共に去りぬ』を復活させてくれ」とも述べ、リメークを要望した。」

 「これに対しパラサイトの米国配給会社はツイッターで「(トランプ氏が作品を嫌いなのは)理解できる。彼は(英語の字幕を)読めないからね」とやり返した。」

引用:

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200221-00000543-san-n_ame

 

 なんか素直に喜んであげるのがいいように思ったのですが。