本日から、ラマダンが始まりました。
実は、サウジアラビアでは、ラマダンが本日の2018年5月16日(木)に始まるのか、前日の15日(水)に始まるのか、分かりませんでした。サウジアラビは、移民も含めて約3500万人が住み、原油生産量世界第2位の経済大国の一つです。そういう大きな国の国民的な大行事（大切な宗教活動）の初日が、当時の月の状態によって決まるというのですから、まさに壮大なイスラム教の話なのです。
つまり、ラマダンの初日は、その月の状態を宗教最高指導者達が認識できて、ラマダンが始まるのです。そして、それが本日の５月１７日となりました。
出勤時間も、イスラム教徒のひと達は午前８時から午後2時までと、午後も早く帰宅出来ます。一方、他の一般の人たちは、通常の勤務時間の午前8時から午後５時までです。一般の人達も、公衆的なところでは、断食している人達の前では食料だけでなく水も飲まないように、助言されます。
文化や宗教は異なっても、それらへのレスペクトなくしては、異邦人もこのような異国ではやってはいけませんし、そうでなくてもそのようなレスペクトは当然なことのように思います。
