啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

噂のサウジ時間の洗礼を受ける

 本日の早朝、午前7時45分にバスが迎えに来るというので、朝5時に起床し、ホテルでの朝食も頑張って午前7時半には終わって、予定の時間通り、午前7時45分にはホテルのロビーでお迎えのバスを待っておりました。
 午前7時50分頃、それらしいバスが到着しまし足しが、運転手がホテルの受付ウンターでフロントの人と話はしているものの、すぐにどこかへ田舎うなってしまいました。
 第2回サウジ医学遺伝学会国際シンポジウムの開会セレモニーが午前8時15分には予定され、午前8時半から講演が始まりますので、教授はいったいバスはどうなったのと、そわさわ。
 そして、午前8時15分頃に、また同じ運転手が現れてきて、フロントに話をしたら、今度は急いで乗れとばかりに、せかされてバスに乗りました。
 そして、約15分くらいバスで連れ回されましたが、結局運転手がどこに行っていいのか分からないらしく、うろうろ。ついに午前8時半を大きく回った頃、会場のKACST (King Abdullah-Aziz City of Science and Technology: アブドラ-アジズ国王科学技術都市)に到着しました。
 そうしたら、もう時刻は午前9時。いったい会場はどうなっているのか、おそるおそる会場に入ってみれば、まだ何も始まっていないようで、安心するやら、さすがサウジ時間と感心するやら。
 実際に始まったのは、なんと午前9時15分を大きく回っていました。さらに言いますと、これが終了は予定時間通り、午後5時半にはほぼピタリと終了しました。これが、よく聞くサウジ時間の「サウジマジック」。どういう訳か、どんなに遅れても終了時間には、ほぼピタリと終わるのです。どうも、講演キャンセルが頻繁に起こるため、これでツジツマがあうのでしょう。
 教授にとって、この「サウジ時間」の洗礼をまともに受けたのは、今回が最初でした。