啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

英国のEU離脱

2016年 6月23日(木)の英国のEU残留か離脱かの「Brexit (ブレジット」の投票結果で、直前の調査会社や一部の英国マスコミの予測とは異なって、「EU離脱」派が「EU残留」派より多くの得票で勝利しました。これから2年間にわたるEU離脱に向けての準備が始まると言われています。
本年2016年の6月1日から3日ほど英国のロンドンから1時間半ほどの近郊にあるケンブリッジ大学に出張で行きました。そこで、英国の人達とBrexitについて訊いてみましたが、EU残留を支持する人が多かったように思います。
ヒースロー空港も含めて、やはり成熟した発展国の落ち着いた雰囲気があって、これが将来どう変化していくのかと思うと心配にはあります。約20年前に教授がセントラル・ロンドンの帝国ガン研究基金研究所(ICRF)に半年ほど短期留学した時は、日本はバブル経済の最中に対して、英国は経済不況に苦しんでいました。ロンドンの街には、物乞いの人達がたくさんおり、ウォータールーブリッジのたもとにはホームレスの人達の溜まり場になっていたことを記憶しています。
それからすれば、素晴らしい経済発展を成し遂げた英国ですが、また波乱の年月が待っているのかもしれません。