啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ゲノム医療とバイオバンクの予算

日本経済新聞デジタル速報版(2015/7/15 23:22)によりますと、「「ゲノム医療」、認知症・がん研究に重点 政府が推進方針」との見出しで、以下のように報じています。
東北大学のメガバイオバンクなどは、予算縮小で大変だったでしょうから、来年度の予算で手当てされてくるといいように思います。
 「政府は15日、人体の設計図であるヒトゲノム(全遺伝情報)を活用した「ゲノム医療」の実現に向けた推進方針をまとめた。遺伝情報などを集めた国内の三大バイオバンクを活用。認知症やがん、希少な難病などの発症に関わる遺伝子の研究を重点的に進め、治療効果の向上を目指す。
 関係府省からなる協議会で、とりまとめ案が大筋で了承された。来年度の予算に反映する。
 ゲノム医療で健康な人と患者の遺伝子などを比べ、その違いを生かせば治療薬の開発スピードが向上する。体質に合った薬を選んで副作用を抑え、効果も高められる。
 バイオバンクは健康な人や患者の血液から得られる情報とともに、生活習慣などの情報も集めている。研究では東北大のバイオバンクなど3拠点との連携を進める。患者が多い糖尿病や心臓病などの研究にも取り組む。発症予防や効果的な治療法の開発につなげる。」