啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

敗血症(Sepsis)


「敗血症(はいけつしょう、英: sepsis)とは、病原体によって引き起こされた全身性炎症反応症候群である。細菌感染症の全身に波及したもので非常に重篤な状態であり、無治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る。元々の体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。
傷口などから細菌が血液中に侵入しただけの状態は菌血症と呼ばれ区別される。逆に敗血症であっても定義上、血液中からの菌の検出は必須では無く、あくまで全身性炎症反応症候群(SIRS:systemic inflammatory response syndrome)つまり高サイトカイン血症の状態を指す。」