啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

CRP値

「検査ぶっく」というブログには、血液検査などの検診などで頻繁に出てくる検査項目などを、今節丁寧に紹介しています。

http://www.kensa-book.com/expression/crp.html

CRP血液検査とは、血液中に含まれる「C反応性たんぱく」の含有量を測定する検査のことです。
 C反応性たんぱくは、一般的に「免疫比濁法(定量法)」と呼ばれる一定量の血液中に含まれる定量を測定する形で検査が行われます。
 C反応性たんぱくは、人体内で炎症性の刺激や細胞の破壊が生じると急激に増加してくるタンパク質成分であり、このように症状に反応して増加する物質を「急性相反応物質」と呼びます。」

CRP血液検査が行われるケースについて見ていきましょう。
 CRP血液検査は、炎症の発症時に体内に増加する「C反応性たんぱく」の血中量を測定することで炎症の度合いを測定する検査です。
 C反応性たんぱくは、体内に炎症症状を発症すると「発症から2〜3時間」という短時間の間に急激に血中量が増加する特徴を持っております。
 更に、C反応性たんぱくは「2〜3日間」で血中量がピークに達し、ピーク後は急速に血中量が低下していく特徴を持っております。
 CRP血液検査はこのような急性相反応物質であるC反応性たんぱくの特徴から
☆急性の炎症の発生の確認
☆細胞の破壊の程度の確認

 などを調べる指標として検査が実施されます。」
「 CRP数値の一般的な正常値の範囲、基準値の範囲について見ていきましょう。
 ここで掲載する数値の範囲は、定量法(免疫比濁法)による一般的なCRP数値の基準値の指標であり、仮に基準値内であっても、疾患の可能性や症状の可能性がないという訳ではありません。
 尚、CRP血液検査では、「血液中」のC反応性たんぱく含有量を測定します。
CRP数値の基準値の範囲】
範囲 単位(mg/dl)
一般的な基準値の範囲 0.3以下
軽い炎症などが検討される範囲 0.4〜0.9
中程度の炎症などが検討される範囲 1.0〜2.0
中程度以上の炎症などが検討される範囲 2.0〜15.0
重体な疾患の発症の可能性が検討される範囲 15.0〜20.0
 以上のようにCRP数値は数値が高まるほど、炎症の度合いが高い。
 もしくは、細胞の破壊が進んでいる状態である可能性が高いことがわかります。」