啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

中東滞在の用心:予防注射

 サウジアラビアのKAUST(アブドラ国王科学技術大学)で働いている人達は、キャンパスの中はほどんどアメリカ仕様なので、予防注射などを受けている人はあまりいないようです。
 ただ、子供のいる家庭では、予防注射は非常に重要なことになります。その場合は、せっかくだから大人も予防注射をしておこうということで、やるのもいい手です。確かにそのほうが、安全かも知れません。
 予防注射としては、挙げればきりがないのですが、破傷風髄膜炎・A型肝炎・B型肝炎などが対象となります。これに、近隣地域からの感染予防ということで抗ポリオとか、狂犬病も加わることがあります。
 しかし、これらの予防注射には保険がかかりませんし、時として日本の厚労省がまだ認可していない輸入ワクチンを接種したほうがいいことがあります。
 これは、普通の病院や医院ではできないことが多いので、いわゆる「トラベル・クリニック」というところに行くことになります。
 いずれにしても、1つの予防注射で5千円から2万円以上もしますので、たとえば3つ打ってもらっても、それなりの出費を覚悟しなければなりません。