啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

英語の重要さ

最近の若い人達は、よく英語を話すようになってきたと思います。
しかし、世界に通じるには、生半可な英語力では太刀打ちできません。
KAUST(アブドラ国王科学技術大学)では、100カ国以上の人達の集団ですので、もちろん英語が共通語です。いろいろなお国なまりで話されています。しかし、皆さん、非常に上手です。

KAUSTの日本人の人達は、現在、学生を含めてわずか15人ほどしかいませんが、皆さん、海外経験が豊富で英語が非常に上手です。また、皆さん、彼の地で生き抜いてきていますので、頼もしく、いわば「一匹狼の集団」のようです。

日本で何とか通じる英語のレベルでは、きっと無理です。もうひとつ上のレベルの英語力が問われます。世界でたくましく「一匹狼」として生きていける英語力が必要なのです。

先日、KAUSTのテレビスタジオで、新人用のインタビュー収録がありました。そこでは、英会話力の力だけでなく、一般の人達にも分かりやすく論理的に話す英語力が必要なことを痛感しました。

特に、自己反省しきりなのですが、自身で英語はできると自分で思い込んでいる人ほど危険です。それ以上発展させようと努力しないので、あるレベルのところで英語力が留まってしまい、向上していかないからです。