KAUST(アブドラ国王科学技術大学)からわずか約60kmしか離れていないところに、「ペトロ・ラービグ」というサウジアラビアの石油会社アラムコ(ARMCO)と住友化学の合弁会社「ペトロ・ラーブグ」の巨大な石油化学工場があります。
おそらく、サウジアラビアへ投資している日本最大の事業ではないかと思われる。ここでは、エチレンやプロピレンのような基本的な化学製品を生産しているようです。
<参考>東洋経済 2012年06月12日
(http://toyokeizai.net/articles/-/9309)
「住友化学は、サウジアラビアで展開する世界最大級の石油化学コンビナート「ペトロ・ラービグ」の増設を決めた。
2009年から稼働する第1期に続く第2期計画で、総投資額は70億ドル(約5600億円)。2期では基礎原料であるエチレンやプロピレンを増産するほか、ゴムや合成樹脂(プラスチック)など10種類を超える石油化学製品の生産設備を新設。16年から順次稼働する。
国営石油会社サウジアラムコとの合弁会社に37・5%ずつを出資(残り25%はサウジの一般投資家)する住友化学は、2期工事で約1000億円を負担する見通し。約1兆円のプロジェクトだった1期の分を合わせると、住友化学のラービグへの投資総額は約2600億円を超える。」