啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ネットワーク依存専門外来

 国立病院機構久里浜医療センターでは、「2011年7月に日本初のネット依存治療専門外来を開設し、新規患者数は2012年末までで121人(10〜80代)」(下記引用)にも達しているといいます。しかも、その6割は未成年者ということです。さらに、「深刻なケースも多いため、当初週1回だった専門外来は週2回に拡充し、治療の一環としてネット依存症患者のためのデイサービス(ネットから離れる時間を作る目的で実施)や入院治療も行っている」(下記引用)というから、事態はかなり深刻と言えます。
 たしかに、アルコール依存症は非常に顯示的に認識できますが、「ネットワーク依存症」は自身でも認識できませんし、客観的にもどう判定あるいは診断するのかよくわからないだけに、一旦入り込んでしまうと深刻になってしまうことだけはわかるような気がします。

<引用:「低栄養や骨粗しょう症も 増える「ネット依存症」 日経ヘルス 」2013/3/10 6:30配信>
 「オンラインゲームやチャットなどの普及で、「ネット依存症」になる人が増加中。2008年の調査では20歳以上で270万人、未成年者を含めるとそれ以上がネット依存傾向者との推計も。専門外来も登場し、治療体制が少しずつ整い始めてきた。」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK06036_W3A300C1000000/?n_cid=DSTPCS004