啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

演習「名刀(鋭利な剣)」の意味合い

 このようなブログで論評するのがなかなか難しい話題があります。
 そのなかの一つが、軍事に関する話題です。詳しいことの報道も一般的にはなされませんし、ことさらの興味を持たないかぎり、その話題を積極的に調べようとも思いません。
 しかし、この「Exercise Keen Sword (演習キーンソード:鋭い刃物/名刀)」は、米軍の海兵隊と日本の海上自衛隊東シナ海で数万人の日米の兵士が合同で毎年あるいは隔年で行う大規模な軍事演習です。
 「演習キーンソード2013」は、2013年11月に約2週間をかけて行われました。その演習内容は、報道機関には非公開になっています。 ただ、離島奪還訓練は、中国側を刺激しないように、日本政府からの要請により昨年の11月の演習では行われなかったというのは、日本の国内のニュースになっていたので、記憶されている方も多いかも知れません。
 しかし、それが東シナ海を中心に行われた「演習キーンソード」の一環であったことを知っているいる人は少ないものと思われます。
 一方、米国のメディアや国防総省は、画像入りである程度発表していますので、それなりに演習の概要を知ることができます。
 教授も、近しいF氏からそのようなことを聞くまでは全く知りませんでした。いろいろな立場やいろいろな考え方があると思いますが、事実をしっかり把握しておく必要があると思われます。
 特に、中国や韓国の(一部ながらも)反日運動や今回のアルジェリア人質事件の悲劇の経験の中で、海外での活動が今後とも重要な職業の場合には、特に現地や国際環境の情報収集はもちろんのこと、それと深く関連した我が国の動きも注意深く認識しておくことは必須と思われます。

(参考:http://www.navy.mil/submit/display.asp?story_id=70604