啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

大型研究の学術会議による公募

 昨日、東京・乃木坂の学術会議で、大型研究の公募の説明会がありました。
教授は参加していませんが、大型研究の今後の在り方を知る上で、重要な示唆がありそうです。
 大型研究とは、大規模な施設に多額の資金の投入にしつようであったり、研究開発の内容的な活動に多額の資金が必要であったりする範疇の研究事業です。学術会議の説明資料には、より明確な定義が記載されています。
 このような大型研究が「公募化」されることは、非常にいいことと思われます。
 一方、この大型研究の「科研費化」といわれるように、申請の上限額が非常に高くなった科研費制度のようだという見方もあります。その際、数千億円もかかるような超大規模なプロジェクトは、現在例外的にとらえられていますが、このような制度設計とどう調和させるのかという課題もあります。