啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

福島県立医大で全ゲノム解析

 昨日(2012年8月31日(金))に、細野環境大臣が、福島県医大で新生児を中心に全ゲノム解析をおこなう計画を、9月7日までの概算要求に盛り込むことを発表したと、NHKや新聞各社が報道しました。
 毎日新聞などは、現在のシーケンサーの精度では放射能の影響による変異などの検出は無理であろうという専門家の意見も添えていました。また、影響があろうはずはないとか、あったと分かっても治療のしようがないではないかなどのブログやTwitterなどの批判的な意見もあったようです。
 一方、このプロジェクト提案は、「予防や安心」のためにおこなうと大臣が述べているように、その考え方をきちんと説明すれば、避難区域の住民の方々のためになるものと考えられます。