啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「銀河鉄道の夜」と「永訣の朝」

 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は、若年24歳で他界した妹トシへの思いと悲しみを乗り越えるため、主人公ジョバンニに自分の思いを託して、天空をひた走る死者達の銀河鉄道に乗り合わせながらも、明日をどう生きるかを描いた童話小説であるという。
 当時国語の教科書に載った詩「永訣の朝」、読んで感動して焦って買い求めた賢治詩集。何度も読んだことを覚えています。妹トシの臨終の日の朝を詠った詩が、「銀河鉄道の夜」に深く通じているとはいままで知りませんでした。